昨晩ジョギングのあと、レイトショウ『マイレージ、マイライフ』を見てきた。
内容もあまり知らずに、映画批評サイトで皆さんいい点を付けていた。
ただその理由だけで見に行った。
企業の首切り宣告を請け負う会社に勤める主人公。
年間のほとんどをアメリカ国内の出張に費やしているために、
人生を含めバックパックには入らないものは持たない主義。
そんな主人公が人とのつながりに気づいてゆくお話し。
技術の進歩で人との関わりが希薄になってきた現代を
おひとり様の気楽な人生を通して、ちょっと皮肉った映画なのかな?
貯まったマイレージが1000万マイルに達しようとする、多忙な主人公。
その主人公とは全然違う自分だが、家庭を持たない(持ちそびれた)意味においては、
共通すると言えば言えなくはない。《否定の連続》
覧ていて何だか「寂しいだろう!」と言われているような気がしてくる。
主人公とは違って、好んで選んだわけでもないという思いもするが、
反面無意識に選んできた結果のような気もする。(ラクな人生を選んできた?)
でも、映画で主人公も言っていように、
「カルト宗教にでも入っていない限り集団で死ぬことはない、
いずれは誰でも一人で死んでゆく、それが寂しいというのなら、誰でも寂しい」と。
残されてしまうことのほうが、寂しい気がする。
映画制作者の思いとは逆に、細々とマイレージ(自分の場合はTOHOシネマイレージ)を
貯めてまたまた1ヶ月無料パスポートをもらおうと思う。
ちょっと映画とは直接関係ないが、「なるほど」と思った記事を参考までに…。
→孤独死はそんなに大きな問題か初めてプレミアム席とやらで覧た、
当然正規の値段2,400円で見るわけもなく、レイトショウ価格(半額の1,200円)。
シートがひとり用の肘掛け付ソファが並んでいる感じ。
でもあまり座り心地は良くなかった気がする。座り慣れないからかも。